念願の「工場を歩く」を発見!
本当に発売されているのか?
と言うぐらい、なかなか見付からなかった本にようやく巡り会う!
さすが、都会の本屋さんは入荷している数が違うぜ〜
前々から捜し求めていたしあわせのはねと工場を歩く―ものづくり再発見を入手
- 作者: 加藤正文
- 出版社/メーカー: 神戸新聞総合出版センター
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
兵庫県下のどてらい技術を有する工場へ取材するって内容のレポートを一冊にまとめたもの。
ただのレポート記事なら、そんじょそこらに沢山有るが
この「工場を歩く」の良い所は、その工場を写真では無くて
スケッチにして、読者に判りやすく見せている点です。
写真ならば、ただの風景としか写らない工場も
ひとたび鉛筆が走り、線と線が重なり合うと、そこには活き活きとした
魂のこもった「工場」が息を吹き返し動き出すのです!
もう、兵庫の技術力の高さに驚くより先に
この原稿で作画を担当しておられる『綱本武雄』さんの綿密な絵に心打たれます!
今回の本で、新聞紙上では見られなかったカラーのイラストを3点も収録
この絵を見て、心がトキメいた方は今すぐに、ネットで注文しましょう!
多分、本屋に行っても置いて無いです…
(兵庫県下の大きい書店なら有ると思う。『ジュンク堂』三ノ宮店にはありました)
この本で取り上げられている工場は、何も工業用品だけではない。
バイクや船などの分りやすい工場もあれば、ネジ・クギなどの部品工場も取材
さらには、惣菜工場や缶詰工場などの食から、鞄・服などの衣の分野まで
多種多様な「工場」を満喫できる、素晴しい一冊!
はるか昔の小学生時代に社会科見学で工場を訪れたけど、もう脳裏から消えてしまったアナタ!
これから先の進路をどうするか悩んでいる、中高生・大学生諸君!
この「工場を歩く」を読めば
こんな素晴しい仕事があるんだ〜
と、職業選択の自由の幅がグンと広がること間違いなし!
親から子へプレゼントする一冊。もしくは、各学校に配布したい本のナンバー1です。
夏休みの課題図書に悩んでいる人は、是非工場を歩く―ものづくり再発見を購入して感想文を〜
絵が多くて文字が少ないですが、その文字数に込められた熱くて濃い魂に触れると
心が揺れ動かされる事間違いないですよ!
そして、もう一冊見つける事に成功したのが
- 作者: 田中伸介
- 出版社/メーカー: 文芸社
- 発売日: 2000/12/01
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
こちらも綱本さんと同じく、細かく書き込んだ温かみのある絵が印象的な一冊。
詳しい内容は、この本の続編であるきんいろのはねを購入してから取り上げようかと。
奥付を見たら2000年12月が初版で、今持っているのが2004年12月に重版された3版だった。
2000年から探し続けて、ようやく5年越しに巡り会えたのか…
徐々に評価されてきた人なので、漫画の「Rekio's Radio」も単行本にまとめて欲しいな。