映画に舞い降りた天使

映画界の天使かく語りき

きみは見たか?『シベリア超特急5』を!
神戸新開地の『CINEMAしんげき』で好評上映中の「シベ超3&5」
今日は、そのシベ超二本立ての魅力をドドーンと書きつづろう!
まずは同時上映される前作「シベリア超特急3」を!
上映前のトークショー水野晴郎閣下自ら語られた、シベ超3の見所は

映画の冒頭で、11分の長回しシーンの撮影で
カメラチェックをしているつもりでウロウロしていたら
うっかり写ってしまった…
三田佳子さんの後ろで、黄色いジャンパーを来ているのは私(水野監督)です。

とのコメント通りに、小太りのオッサンが鮮やかな黄色のジャンパーで登場しています。
ココはしっかりチェックしないと見逃します。
3一番の笑い所なので、ワクワクしながら閣下の登場を待ちましょうw
映画は、過去のシベリア超特急での事件(山下将軍の登場)と
現代の豪華客船での事件(三田&宇津井の名演)が交差していって
最後に一本の糸で繋がる見事な脚本力。
動かない過去の山下閣下の演技でダレるも、現代に場面が戻ってからは
宇津井健の眉間の皺と、三田佳子の迫真の演技で映画の世界に取り込まれる〜
この硬軟織り交ぜた展開で気付きましたが
水野晴郎と言う男は、役者でも監督でも無く
シベリア超特急に舞い降りた映画界の天使では無いでしょうか?
ビリケン』とか『えべっさん』の同類項かも。
動く姿を見るだけで、幸せな気分に浸れますよ。
これはきっと、マイク水野→MIKE(マイク)→MICHAEL(マイケル英語読み)
→ミカエル(フランス語読み)→大天使
映画業界にさばきの光と、祝福の音色をもたらす大天使は
軍服に身を包み「YAMASHITA」と名乗り、映画の最後でその重い腰を上げ
輝きに満ちた満面の笑みで謎を解き明かします。
そんな天使ちゃんが大活躍するシベ超3ですが、脇役もなかなかのモノ。
過去の舞台に出てくるオリビア役・大塚ちひろが可愛かった。
謎の解明に挑む少年グループと、戦争に翻弄される大人たち
この対比と謎の上に謎がドンドン積み重なって行くストーリー構成が良かった。
単なるバカ映画ではなく、まともなサスペンス作品として十二分に楽しめる一作。


ハードサスペンスな3に打って変って
今回公開されたシベリア超特急5は「アクション超大作」と名乗るだけあって
狭い汽車内での乱闘シーンがテンコ盛り。
その乱闘シーンでひときわ輝いていたのが西條三恵さん。
合気道の達人っぷりが十二分に発揮できていた。これは、この前見た

よりもキレと冴えがあるアクションだった。
セガールも、水野晴郎の映画から出直せば良いのに。と思う今日この頃。
5のアクションの肝は、ぼんちゃんこと佐伯大尉こと西田和昭かな。
笑い所もバカアクションも全て美味しい所を持っていく覚悟完了状態で
体当たり演技をみせてくれています。
どう見てもショボいアクションをあの人相でやられただけでも笑いがこみ上げます。
ストーリーは、一応サスペンス仕立てになっているけど
本格派のアクションが凄すぎてストーリーをほぼ忘れてしまうぐらいw
その他、映画的演出として、映画の冒頭はTVサイズ&モノクロで始まる粋な演出。
映画試写場での一場面だが、そこに登場する淀山長秋が良かったな。
あとインパクトのある作家・芥川龍太郎役で大槻ケンジが出てくるけど
きっとウキウキしながら出番を待っていたんだろうなぁ
志を同じくするオタクとしては、シベ超に出演した事は生涯に誇れますよ!
笑い所を詰めるだけ詰めた、このシベ超5を見逃すな〜
もしくは、劇場まで足を運んで、魅惑のシベ超グッツを手に入れよう。


Tシャツ・ジッポ・メンコなどの、割と持っていると良い気分になれるアイテムが
売店には豊富に並んでいます。
その中でも、思わず購入してしまったのは
シベリア超特急シークレットフィルム
DVD・千円也
まだ中身が恐くて、封すら切ってません。
いずれたっぷり鑑賞してレポートを書こうかと…
シベ超関係では、『シベ超5イベントれぽ』が、割と詳しい映画情報が載っている。
2月から大分時間が経っているので、さすがに前歯は全部入っていましたw
でも、風貌とか衣装とかは殆ど変わらず
前歯は揃ってますよ!

さらに買ったのが、シベリア超特急満州菊富士ホテルスリッパ

上記の『通販サイト』でもスリッパは売っているけど、ホテルスリッパじゃない!
水野晴郎事務所トイレ用スリッパは、どうやら売り切れたみたい…
こういう微妙グッツの売り上げは良いのかな?
微妙グッツファンは、神戸に多いのかも。マニアの聖地KOBE


最後に、シベ超5の見逃しそうな笑い所を一つ紹介。
ラストのドンデン返しは有名なので、だれもエンドロールが流れている時に
席を離れる人は居なかったけど、関西人にとって見逃せないポイントがあります。
それはエンドロールに出てくる協賛(?)企業に
フォンテーヌ』の名前が!
ノックは無用で、魅惑の変身で毎度紹介される「ふぉんて〜ぬ♪」でお馴染みのアレですよ。
関西人にとっては、脳裏に焼きついて消えることのない「ふぉんて〜ぬ♪」に再び出会う事が出来るとは!
みなさん一緒に叫んで、魅惑の変身をしましょうw