「無駄」という字を「遊び」と読め

キラキラカードを見たのは久し振り

真・異種格闘大戦』著・相原コージを購入。
漫画アクション』は、創刊号だけ買いました。その日だけブログで取り上げたのに
今でも、ちょくちょく検索サイトを通じてココへやってくる人が居る。
そんな少数派の人の為にも、大いに熱く濃く語ろうじゃないか!
今ではもう、漫画アクションは立ち読みするぐらいだけど
「真・異種格闘大戦」と「秘命監察官ドン」原案・作画/郷力也・脚本/末田雄一郎
ぐらいしかチェックしてない。
でも「秘命監察官ドン」は不定期連載だからなぁ
久し振りに帰ってきたと思ったら巻頭カラーとは!
話の方も面白そうで何より。
それはそれとして、最近になって「真・異種格闘大戦」が単行本化されたと知り
慌てて本屋で探索。双葉書店の棚を探すだけでも一苦労。
ちなみに、本のサイズは大判。4コマ漫画コーナーの所にありました。参考までに。
誰しもが考える、地上最強の生物は何だろう?
と言う疑問に、相原コージが真剣に挑む。
真・異種格闘大戦 1 (アクションコミックス)
キャラが真面目に生死をかけたバトルを繰り広げる裏側で
草食動物達が「今の技はスゴイ!」とか、逐一解説してくれて
「最強生物への道のり」より「動物マメ知識王」に成れそうな位の
無駄知識が、読後に心地良く頭の隅に残ります。


もうひとつの見所は、登場する動物のキャラ付け
アナコンダ♀の名前が「アマゾネス」と無難な名前の付け方だなぁ
と油断しているアナタは、まだまだヌルイ。
対戦相手のヒクイドリの名前は「シャオロン」
対戦中は名前の意味が良く判らず読み進んでいましたが
勝敗が決する決定的な一瞬で「シャオロン」の本当の意味が判った(小龍)
そして、今雑誌で奮闘中のシマウマの「チェ・ゼブラ」なんて
名前だけで一人勝ち状態。(単行本には未収録。2巻の発売を待て!)
こういったキャラの肉付けが非常に上手いので
ドンドンと動物の世界へ引き込まれていく〜


話を単行本の方に戻すと、内容に関しては完璧だけど問題は普及率かな?
単行本が本屋に見付からない&本の価格が高い(875円+税)
それもこれも「ゴージャスなトレーディングカード3枚入り!」
がおかげでしょう。無駄に3枚入り。
単行本に登場した動物は6体なのでカードは6種類あるのかな?
それだと、もう一冊欲しくなるけど、さすがに900円も出せん…
この3枚以外のカードをお持ちの方は、一報下さい。
画像交換だけでもして、お互いの知的欲求を満たしましょうw

裏側は良い感じのデータ集だけど、表側は撮り込みでは表示されなかったけど
斜めに光を当てるとキラキラ光る処理を施されています。しかも3枚とも。
このキラキラ処理が無ければ、値段を100円安く出来たかも。
さらに言えばカードなんて付けなければ、普通に600円ぐらいの単行本だ。
ここは、広く薄く販売網を拡大していくのではなく
熱く濃くピンポインと攻撃の様に、確実に初版を売り切る作戦に出たと思う。
一部のマニアの壮大なる支持を受けて大人気になる事を祈ります。
きっとヒットしますよね

「そのとーり!」
と、肯定ペンギンも太鼓判。
こんなにコマの隅までネタを埋め込んでいる相原コージが好きです。


無駄なモノが一杯積まっている単行本。
これを「無駄」と感じずに「遊び」と理解出来る人は即購入しましょう。