おどろ〜陽子と田ノ中の百奇行事件簿〜

おどろテレカ(非売品)

古い酒を新しい皮袋に入れる
まさに、この表現がピッタリな漫画家さんが居ます。
木々津克久
怪談漫画の新星として現れた注目の漫画家。
著書として『おどろ〜陽子と田ノ中の百奇行事件簿〜』全4巻が。
怪談の種類は、日本の昔話から近代の都市伝説まで幅広い怪談を取り扱い
今までとは違う視点から斬り込んだ珠玉の漫画。
怪談と聞けば、悲しい事故から生じた怨霊が、数々の悲劇を繰り返し
身の毛もよだつ恐怖を味わうモノです。
が、木々津克久さんは、この怪談話に一工夫。
サゲ(オチ)が2段構えに!

導入部分で、読者にどんな怪談なのかをじっくり読ませ
展開部分で、怪談のメインである戦慄場面で読者を恐怖の淵へ
終結部分で、怪談に潜んでいた真相に読者をホロリとさせる

そうです。この『おどろ』は、感動して泣ける希有な怪談漫画に仕上がっています。
一度手に取って、お楽しみ下さい。


ここで嬉しいニュースが2つ。
まずは、『おどろ』がマガジンSPECIALでの連載が終了して寂しく思っていたんですが
ついに、木々津克久さんの新作が発表されました。
マガジンワンダー』に「まだら奇譚〜夏来る蝶〜」が読み切り掲載。
コンビニでも一部置いて居る店もあるので、目を通してみましょう。
内容は、学校を徘徊する日本兵の真相に迫る「魔陀羅談その18・真夏の昼の日本兵
詳しくは語りませんが、一度読んだだけでは読み足りない何度でも読みたくなる一作。
まだまだ木々津克久さんの手腕は衰えてなく、さらにパワーアップしてます!
もう一つのニュースは、9月18日発売予定の『チャンピオンRED』に読み切り
「屍霊変異 DIE×DIE(だい×だい)」
が掲載されます。そちらの方も購入次第感想を述べようかと。


木々津克久の活躍を心待ちにしていた人間にとって、この大躍進は嬉しい限りw
はたしてどちらの雑誌で連載を持つ事になるかな。両方だと喜び倍増!