虹を掴みそこねる男

ついに、赤城おろし毅の最新作をGET
『オフィス・ファントム』定価８３８円＋税
今回は、現代物。怪奇なし・魔法なしの純粋アクション重視です。
そして巻末にはお馴染みのあとがきコーナーも充実していてお買い得さアップ！

オフィス・ファントム (ノン・ノベル)

赤城おろし毅の待望のあとがきフィクション復活です！
自堕落で怠け者作家に迫る驚愕の罠とは一体何か？
その真相は、熱筆のこもる７Pもの書き下ろしで。
赤城おろし毅のあとがきは、日本を越えて世界を飛び越して宇宙的人気を博しております。
赤城おろし毅の苦しみ悶える姿を読みたい方は、書店へGO!


赤城毅の新作は、和製ダイハード。
迫り来るテロリストを、ばったばったと倒していくのは
ビンボー学生とワガママ美人の凸凹コンビ。
特に、このビンボー学生に、赤城毅の全てが濃縮されていますよ。
絶望的な生命力に、悪運に恵まれた男・水無川拓郎。
なんと言う赤城おろし毅好みの男なんだ！
金も女も武器もなし。溢れる生命力だけを頼りに敵陣に突っ込むナイスガイ。
これをダイハードと言わず、何と表現すれば良いのだろう。
伊集院従吾から家系と美貌を取り除き、木暮十三郎から金と放蕩とダンディズムを取り除いた
行動力と運任せの男が、水無川拓郎ですよ。
どうせなら、従吾（１５）→十三郎（１３）→土肥智（とい・さとる→とい・ち→１１）ぐらいにして欲しかった。
赤貧に喘ぐ主人公を描かせたら日本一の作家かもしれない。
このまま借金を背負って、体一つで頑張る主人公であり続けてもらいたいな〜
特攻野郎Aチームや『ザ・シークレットハンター』みたいな洋ドラのノリで
様々なトラブルを解決していく物語を期待しています。
きっと、赤城毅さんもザ・シークレットハンターを見ていたに違いない。
草間完吾はどことなく、マッコールに似ているような気がする。
悪どく作戦を実行するのは、ジョンスミス大佐こと通称ハンニバルに通じるけどｗ
是非とも、オフィスファントム第２部。もしくは、あとがきフィクションの続編を！