もうちょっとだけ続くんじゃよ

英語ではTHE RUG COP

金曜割引でお馴染みのシネリーブル神戸に『ヅラ刑事』を鑑賞に。
こんなバカ映画は、観客は少ないだろうと思っていたら
結構な人数が見に来ていて驚いた。
やはり千円均一の会員割引の威力なのか?若干女性が多かった気が。
もう、申し分の無いほどのバカ低予算映画として完成していますよ。
内容からすると、30分ドラマでも終わりそうな脚本だけど
川崎実の演出力が、無理やり1時間20分まで引き伸ばしています。
一例をあげると、日本以外全部沈没でもやったように
カラオケパートを作る事です。
安っぽい軽快な音楽に併せて、登場人物が歩いたりしているシーンを流す。
ただそれだけの事を、スクリーンを使ってやってのけるのは凄い。
最初は1・2番を歌っただけだったのに
次のシーンでは、画面の下に歌詞まで載せてカラオケパートを劇中で紹介。
2番までで終わると思いきや、なんと3番の歌詞まで歌いきった演出には笑わせてもらいました。
そうか、ヅラ刑事の歌は3番まであったんだw
このヅラ刑事の歌を買いたいけれども、シングルカットされてないのが残念…
悲しみはヅラで飛ばせ~「ヅラ刑事」サントラファイル~
1曲聞きたいだけなのに、2000円を払うのはどうかと思うしなあ。
実際、映画は1000円で観たのに…パンフレット代を併せても1800円だ。
それなのに、ヅラ刑事のサントラに2000円払うのは馬鹿げてやしませんか?
もうちょっとお金を貯めて、DVDを買った方がお利口かも知れません。


さて、映画の内容の方ですが、単純なバカ映画かと思いきや
わりとまともな脚本で、予告編を見ただけではオチが分らない様になってるのは良かったな。
最近の映画では、予告編だけが素晴しかった。ってのが多いけれども
ヅラ刑事に関しては、予告編が「フリ」になっていて
映画本編を観れば、その「オチ」を堪能できると言う良い感じの映画になってました。
この辺りは、観客の事を考えている良い映画だと思いますよ。ほんと。
そしてラストには、驚愕の真実が明らかになって、観客大爆笑。
ヒントは海猿とだけ言っておきましょうか。
というか、もう公式発表はされているんですけどね…
いまヅラがきています。
この映画は1800円払う度胸のある人と、劇場でヅラを外してヅラ割でタダで観る勇気のある
すべての男性に捧げる映画だと思います。


悲しみは投げ飛ばせ、ヅラと共に
喜びが必ず、返ってくるだろう