もっとおぞましい何かだ

當麻の語部の媼は死狂いなり

今日は、良い天気に恵まれたので、せっかくだからと言う事で
神戸アートビレッジセンター』まで映画鑑賞に行ってきました。
ひさしぶりの新開地探訪もして、ちょっぴり上機嫌な一日だ。
見た映画は『死者の書
ただの人形劇かと思っていたら、実はコマ撮りをした映画だったのでビックリ!
人形が動くだけではなくて、人形の着ている服までも風に揺れるシーンとかあり
これは、並大抵の根気では撮れない様な仕事っぷりでしたよ。
さらには、十名ぐらいの人形が一斉に動くシーンとかには唖然とするばかり
一体動かすだけでも大変なのに、まとめで動かす場面ではどれほどの苦労があっただろうか…
そんな、人形の動きばかりに目を奪われていましたが、内容もなかなか良かったです。
ただ、そんなに起伏のあるアクションなどは無いので地味な印象しか受けないけれども…
そんな中で燦然と輝いていたのが、當麻の語部の媼に声をあてていた黒柳徹子の存在です。
この人形のお婆ちゃんは、表情もさる事ながらプルプルと微妙に震えたりと、顔も動きも恐いです。
その恐さに拍車をかけているのが、黒柳徹子の声。
声まで微妙なビブラートがかかっているみたいで、不気味さはより一層際立っています。
映画自体は、メリハリの無い淡々とした造りなのですが
黒柳徹子の声が聞こえて来るたびに、観客の身がキュッと引き締まる感じがした。
トラウマに残るような人形なのでチビッコが見る時には注意が必要だ!
それから、ナレーションの岸田今日子も良い味が出ていた。
岸田&黒柳の二人が居る限り、日本の声優業界はこれからも廃れる事がないでしょう。
声だけで、威圧感OR恐怖感を体現できるのは、この2名をおいて他には居ないと思う…


映画鑑賞前は、新開地をウロウロしてみたけど
今日は、とりたててイベントは無かった模様。
でも来週の8月5日6日は、新開地でお祭りがあるらしく
色んな所にポスターとか貼ってました。
その中をよく読むと、リピート山中の文字が!
どうやら8月5日に、リピート山中&ガソリンスタンズでコンサートをするみたい。
来週も新開地に遊びに行こうかな。