マインドゲーム

前売り券の半券

MIND GAME』を観て来ました。
モチロン、初日の「しおりプレゼント」が有ったからw
しおりとは名ばかりで、実際の所は「生フィルム」を切ったモノ。映画の6コマ分がお手元に!
スキャナーで取り込んでみたけど、真っ黒で何にも写らなかった…
じっくり眺めて見たけどネガだから良く判らん。
多分、海の上を走っているシーンだと思うけど、羽根が生えているみたい。ドコのシーンか気になる。


さて、映画「マインドゲーム」は、今年最高のアニメーションでした!
びっくりするほど動いて、常に意表を突く展開。
通常のアニメっぽい絵柄から、線の多いハードな劇画調や、実写の顔だけをアニメに融合させたり
シュールでサイケな背景の中を思い存分に暴れまわるアクションは一級品。
ストーリー的は少々難しい点もあるけど、まずは『監督のインタビュー』を読んでいた方が良いです。
OPで唐突に挿入される、過去の映像郡には観客は「?」と思ってしまいますが、これはインタビューにもある様に、登場人物の昔の記憶なんです。
これが、ストーリーが進む毎に、ちょっとずつ判明されます。
その辺りを知っておくと、すんなり頭に入ってくるかも。ちなみに、その情報だけ知って観て来ました!


暗く鬱そうとしたした、雨の中から始まるマインドゲーム。
ヤクザに撃ち殺されて最低の死に方をプレイバックで見せられて、精神的にドン底に落とされ、静かに成仏する手前で踏みとどまり
そこから一気にポジティブシンキング!で怒涛の快進撃。

素直に、誠実に。信じたままに行動する事が、すべての壁を撃つ破る武器や

考え方一つで、モノの見え方がパーっと明るくなるのが映像に見事に表現されてる!
色んな困難にノーテンキなまでのアグレッシブな行動で解決していく様子は快感そのもの。
そしてラストの船を漕ぐ姿には感動。
毛並みが逆立ち、全身に血が巡る、息が荒立つ!
このアニメの基本姿勢「動き」の表現はピカイチ。
観客も手に汗握り、足の指にグッと力が籠もります。
息をするのを忘れて映画に集中しきった後の、目的を達成した瞬間の心地良さを表現する画も見事だった。
霞のかかった映像が、明るくカラーに切り替わっていく瞬間。
全てのストーリーが新しい違う一歩を踏み出す。
これが、監督の作り出したかった世界か!と判明する所が素晴しい。
焼け野原から徐々に移り変わっていく大阪の街が良かった。


マインドゲームのもう一つの見所(聞き所)は、経験豊富な声優陣。
声優経験は、数少ないのかも知れませんが、吉本芸人の奥の深さが見事だった。
伊達に1日昼夜2舞台。年間700回ぐらい、生の舞台をこなしているだけは有る!
そんな脇を固めるベテラン芸人の中、主役の西クンを演じるのは「今田耕司
最初のヘタレっぷりも、覚醒してからの一本調子のイキの良さも良かった。
そして、今回の目玉みょん役の「前田沙耶香」がキャワイイ!
じゃりン子チエに並ぶぐらい、キュートな大阪弁で観客をメロメロにしてくれます。
オール関西弁の素晴しき大阪の情景を楽しみたい方は劇場へ急げ。
全国一斉配信ではないですが、徐々に『配給エリア』は拡大中。あなたのお近くの劇場は無いかチェックして下さい。


劇場に行ったついでに、茶の味のステッカーをGET!
さらには『華氏911』の前売り券もGET。公開は8月21日だ。
シネリーブル』では、金割なる割引制度を発見したので、金曜日にでも茶の味の2度目を観に行こうかと。
ドコまで隠し要素を発見出来るのか。何度でも観たくなる映画だからな。